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ようやく完結

※ここまでのお話は「続・プロレスごっこ」カテゴリからどうぞ。


「勝者は篠崎千絵選手!皆さん、2人に大きな拍手を!!」

もう何度目だろうか、体育館を揺るがすような拍手と歓声が巻き起こった。
千絵はくすぐりをやめ、クールダウンさせるように加奈のお腹を優しく撫でる。

「はい、お疲れさま。今回は私の勝ちだね」
「はっ……ぁ…」

既にくすぐりは終わっているというのに、加奈の腹筋はピクピクと震えている。
しかし千絵にとっては意外なことに、その瞳は強い力を宿していた。

「つ……次は…」
「えっ?」
「次は…私が勝つから、ねっ…!」
「…!」

思わず目を丸くする千絵。
たっぷりと自分のくすぐりを味わった直後だというのに、もう次回への闘志を燃やしている。

「うん、楽しみにしてる」

そう言って千絵は右手を差し出す。
加奈はそれをしっかりと掴むと、若干ふらつきながらもなんとか立ち上がった。
と、そこに意地悪そうな笑みを浮かべた早苗が走り寄ってくる。

「加奈ちゃーん、凄い笑いっぷりだったね?」
「ぐっ……あ、あれは千絵ちゃんが凄かったんだもん!
 早苗ちゃんだって千絵ちゃんにくすぐられたらもう大爆笑だし!」
「あ、試してみる?」

千絵がスッと手を前に出すと、大げさなぐらいに早苗が後ろに下がる。
その反応を見た2人は、顔を見合わせてくすっと笑った。

「……今日は遠慮しとく」
「ほらー。早苗ちゃんだってくすぐり苦手なんじゃん」
「いや、別に特別弱いってわけじゃないけど、でもほら今日は審判やってるし…」

ごにょごにょと言い訳する早苗に、観客達から催促の声がかかる。

「早苗ちゃん、早く次の試合始めてよ~」
「次は私とゆーちゃんだからね!」
「あ、はーい。すぐ始めるー!」

自分と千絵の試合になんてことになったら、くすぐりにもの凄く弱いことが明らかになってしまう。
早苗はマイクを握りなおし、妙な展開になる前にとさっさと進行役に戻る。

「はい、それでは本日の第3試合いきますよー。ルールはどうする?」
「さっきのと一緒!」
「当然、くすぐりもアリでね」

加奈・千絵と入れ違いにマットの上に上がった2人は、既に両手を前に出し、指をわきわきと動かしている。
どちらも相手をくすぐる気満々のようだ。

「なんていうか、くすぐるのが目的になってない?いいけど……それでは、試合開始!」

________
________________
______________________

この日から、6年3組の女子の間にちょっとしたくすぐりブームが訪れた。
休み時間に伸びをしている子の脇腹をつついたり、体育の授業前の着替え中に背中をなぞってみたり。
もちろんプロレスごっこの時は言うまでもない。
今日もまた、放課後の体育館に少女達の笑い声が響き渡る。


                                       続・プロレスごっこ  おしまい。
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久々のSSですわよ

「くくっ…ぅんっ、ふぐぐぐ…」

笑ってしまうのはどうしようもないが、こうすれば声はかなり抑えられるし、笑い顔も隠せる。
咄嗟にとったにしては悪くない行動だった。
千絵の両手は脇腹をくすぐるので手一杯であるし、かといって余計なことをしようとすれば加奈の力で強引に振り払われる危険がある。

(とりあえず、こうやって耐えるしか…)

なるべく脇をしめて千絵の手を押さえつけ、両手で顔を隠し、笑い声を押し止める。
ジリ貧な膠着状態だが、これが加奈にできる精一杯の抵抗だった。

「ぶふっ……ひっ…ひゃひひひ…」
「ふーん、まだ頑張っちゃうんだ?」

加奈の脇腹を揉みながら耳元で囁く千絵。
その目は捕らえた獲物をいたぶる猫のそれであった。

「ねぇみんな、加奈ちゃんが笑うとこちゃんと見たいよねー?」
「「「見たーい!」」」
「んんっ…?」

嫌な予感がする。

「じゃあさ…加奈ちゃんの手、どかしちゃってよ」
「っ、にゃに言っへっ…!?」

第三者の手出しなど、どう言い訳をしても許されるはずのない反則だ。
しかし、この場は完全に千絵の支配下にある。
あっさりと観客を煽動する彼女を咎める声は上がらなかった。

「ほーら加奈ちゃん、ばんざーい」
「やめ、ふへへへっ……反則っ…はんしょくだってえぇっ!」

笑い混じりの抗議に耳を貸す者はいない。
級友達は嬉々として加奈の両手を掴み、顔から引き離す。
そして、その両腕がしっかりとマットへと押さえつけられるのを確認すると、千絵はするりと加奈の身体の下から抜け出した。

「よいしょっと」

優位を誇示するかのように、ゆっくりと加奈の腰に跨る千絵。

「ちょっと、これ反則でしょって!今すぐ離さなかったら反則負け!でしょ、早苗ちゃん!?」
「ううーん…」

縋れるのは審判の早苗だけだ。
その早苗としては、ルールに殉じて千絵達を注意するべきか、場の流れを重視してべきかの迷いどころであった。

「駄目っちゃ駄目なんだけど……プロレスなんだから盛り上がればいいのかなーって気も」
「でしょ?レフェリーだって場の空気ってものを読まなきゃ駄目だよ」
「ふむ。じゃあそれでいいや、そのまま続行で」
「なっ…この裏切り者ー!」

しっかりお返ししたとはいえ、早苗は先日の一件をまだ根にもっているようだ。
そうでなければ、誠実な彼女はルールに則って1対1の勝負をさせていただろう。

「文句言わないの。たった30秒なんだから、素直に楽しんでよ」
「ひっ……っぐ、ぎゃははっ!!」

加奈の背中がマットについている以上、あと30秒すれば試合は終了してしまう。
適当なところで加奈をひっくり返せば試合を引き伸ばすことも可能だが、これ以上引き伸ばすのも野暮だ。
そう判断した千絵は、最初から手加減無しでくすぐり始めた。

「ひゃっ、やめ、ふへへへへっ!やめへえぇえっ!」
「ほらみんな、カウントダウンしてあげないと」

くすぐった過ぎる。
千絵の指は肋骨を震わせ、腰のくびれに食い込み、脇腹のあらゆる部分を徹底的にくすぐり回す。
加奈はもはや顔を隠すこともできず、大口を開けて笑い声を上げるしかない。
自由な下半身は激しく暴れるが、もちろん何の解決にもならなかった。

「ここくすぐったいでしょ?どう?あ、ここも弱い?」
「ぁうんっ!ゆ…許ひ、ひっ、ひゃはははは!!」
「うわぁ……加奈ちゃん、すっごい声…」
「喉の奥まで見えちゃってるねー」

千絵の指が体に突きたてられる度に、お腹の底から抗いようのないくすぐったさが湧き上がってくる。
自分の笑い声で、千絵の言葉はおろか観客達のカウントダウンすら聴こえない。
涙で視界が滲み、目の前の千絵の顔も歪んで見える。

「あと10秒だから頑張ってー。って、聞こえてないかな?」
「くひぃっ!ふうっ…やっ、あっはっははははっ!」

息も絶え絶えだというのに、圧倒的なくすぐったさよって更に笑い声を搾り出される。
口の端からは涎が垂れ、目の焦点も合っていない。
じたばたと反抗を見せていた両足も、今は時折力なくマットを叩くだけだ。

(し……死んじゃう……)

笑い続けて顎や腹筋も痛いが、何より呼吸が出来ないのが苦しい。
ほとんど息を吐くことしかできずに頭がクラクラする。
そしてその酸欠状態に陶酔感すら覚え始めた頃――
ようやく長い30秒が過ぎ、千絵の指の動きが止まった。

続・プロレスごっこ その5

「凄いでしょ?じゃあ今度はねぇ」
「待って…ってかもう降りてってば!絶対ずるいじゃん!」

千絵が加奈を仰向けにする気が無いのは明らかである。
このような露骨な試合の遅延行為は、審判によって咎められなくてはならないはずだ。
しかし、基本的に冷静な早苗も今は立場を忘れて千絵の講座に見入っていた。
必死の抗議は当たり前の様に無視され、今度は腰のくびれのあたりに指が当てられる。

「アバラ骨と腰の骨の間って骨が無いでしょ?みんな、ちょっと自分の触ってみて」

「前へ習え」の先頭の生徒のように、少女達は自分の脇腹をつまんでみる。
確かにそこに骨は無く、指先には柔らかい感触のみが伝わってきた。

「だからね、ここはそんなに力入れなくていいの」
「あぅんっ!」

千絵が中指で脇腹を軽くつつくと、それだけで加奈の体が跳ねる。
そのまま加奈を休ませず、千絵の指はちょんちょんと連続で脇腹を突く。

「やっ…やめ、んっ、きゃふふっ…!」

左右どちらに逃げても指が待ち構えている。
加奈は体をくねらせるが、執拗なつっつき攻撃から逃れることはできなかった。
肋骨へのくすぐりに比べればマシとはいえ、抑えきれない笑い声が口から洩れる。

「まぁ、基本はこんな感じかな。くすぐったいの強い子じゃなかったら、この2つだけで我慢できないと思うよ」

肋骨と腰へのくすぐり方をレクチャーし終えると、観客からの拍手が起こる。

「凄い凄い!あたし、次の試合やりたい!」
「えぇー、私もやりたいんだけどー」
「駄目だよ、順番譲ったんだから次はあたし達!」

早速実戦で試してみたいのか、そわそわと落ち着きを無くしている少女も少なくなかった。
千絵はそんな積極的な観客達に見せつけるように両手の指を広げてみせる。
もはや、体育館全体が千絵の雰囲気に呑まれていると言っても過言ではないだろう。

「よし、そろそろ終わらせてあげようかなぁ」
「っ…!」

びくりと身を震わせる加奈。
千絵はそんな彼女の背中に抱きつき、お腹に両腕を回す。
ちょうど加奈をベッドにしてうつ伏せに寝そべるような形だ。

「加奈ちゃん、どうする?ギブアップしちゃう?」
「…絶対しない!」

恐怖に全身を強張らせらながらも、加奈はきっぱりと言い切った。
ギブアップを許すつもりなど無かったが、千絵としてもそう言ってくれた方がやり甲斐がある。
千絵は右手で左の脇腹を、左手で右の脇腹を掴む。

「よかった。それじゃ、たっぷり楽しんでね」

千絵の指が蠢き始めた。
加奈は歯を食いしばり、お腹の底から湧き上がる衝動を全身全霊の力をもって押さえ込む。

「ぅぐっ…!…っふふ、くううぅ~~っ!!」
「いつまで頑張れるかなー」

ギリギリで加奈が我慢できるくすぐったさを与え、にんまりとサディスティックな笑みを浮かべる千絵。
観客達も、加奈が吹き出す瞬間を今か今かと待ち構えていた。
加奈は顔をマットに伏せ、足をばたつかせて耐える。

「あ、顔隠しちゃ駄目でしょ!そういう悪い加奈ちゃんは…こうしちゃうよ」
「うあっ!?」

加奈に抱きついたまま、千絵はごろんと横に転がる。
そのまま180度回転すると、今度は加奈が千絵の上に仰向けに寝た状態になった。
千絵はそのまま両足を加奈の太股のあたりに絡める。

「あ…ちょっと重いかも」
「お、重くないもん!私の方が身長高いし!身長に対しては私の方が軽いし、スタイルだって…っ、きゃうっ!」
「余計なこと言わないの」

加奈の発言が気に喰わなかったのか、千絵の指の動きが一気に速くなる。

「くく…うひっ、ひひひ…ひゃはははっ!」

堪えきれず、加奈の口から甲高い笑い声が上がった。
一度笑い始めてしまえば、もう自分の意思では止めようがない。

「ぷぷっ…やだ、くすぐったっ、くすぐったいぃ!きゃははははっ!」
「加奈ちゃん笑った!」
「やっちゃえやっちゃえー」

今や応援もほとんどが千絵に向けられていた。
加奈は、千絵と観客を調子づかせまいと両手で口元を押さえる。

春めいてきました

まだだ、まだタイツが現役な季節だ…!
もちろん生足もいいんですけど、もう少しタイツを眺めていたいですよね。
そんなわけでSSの続きです。
私にしては早い!凄い!でも誰も褒めてくれない!

~~~

そんな加奈の後頭部を眺めている内に、千絵に1つのアイデアが浮かんだ。

「そうだ、みんなにもくすぐりのコツ教えてあげる!もっと近くに来てよ」

一瞬の静寂の後、今日一番の歓声が上がる。

「ホントに!?」
「あたし達でも加奈ちゃんに勝てるの?」

ほとんどのクラスメイトは加奈に惨敗した経験があるのだ。
彼女を容易に倒す手段が手に入るとなれば、聞かないわけにはいかない。
必殺技の伝授を見逃すまいと、少女達が我先にとマットに上がってきた。
みっともない姿を間近でまじまじと見られ、加奈の頬が赤く染まる。

「ちょっ、なにバカなこと言ってんの!?無し無し!」
「『背中が30秒マットについたら負け』だよね。
 加奈ちゃんうつ伏せなんだから、このままじゃいつまで経っても終わらないよ?」
「そんなっ……でも…!」

確かに、ルール上はその通りである。
加奈が何も言い返せなくなったところで、千絵は小さな両手をわきわきと動かして注目を集める。

「まぁ、今日は脇腹だけね。とりあえず、簡単ですっごく効くやつから…」

細い指先が、そっと加奈の脇腹に触れる。

「まずね、アバラ骨の隙間に指を入れるの。親指だけ背中側ね」

言葉の通りに指が配置され、加奈の体がびくんと震える。
抵抗しなければなすがままだが、「暴れようとしたら即くすぐられるのでは?」という恐怖で動けない。
刑の執行を待つ罪人のような心持ちで震えることしかできなかった。

「しっかり鷲掴みにすれば、相手が逃げようとしても簡単には外れないからねー。で、こう」
「っぐ、ぅふふふ…ぎゃははははぁっ!」
「あ、我慢しようとしたよね?別にいいけど、絶対ムリだよ」

与えられる刺激に体が勝手に跳ね上がるが、その程度では千絵を振り落とせそうになかった。
加奈がいくら身をよじっても脇腹を掴んだ手は離れない。

「こうやってアバラ骨を指先でゴリゴリゴリ…ってすればこの通り。
 この辺は爪でこちょこちょってやるより、ちょっと力入れた方が効くんだよ」

そのレクチャーが正しいことを実証するかのように、加奈は休みなく笑い続けている。
思い通りになってやるものかという反抗心も、圧倒的なくすぐったさの前には何の役にも立たなかった。
大きく開いた口を閉じることもできず、クラスメイトにたっぷりと笑い顔を鑑賞されてしまう。
千絵は20秒ほどで肋骨への攻撃を止め、どんなもんだと無い胸を張った。

~~~

露骨な肋骨パートでしたね。
今後の展開も考えてあるんですが、千絵の言う通り脇腹への攻撃ばっかりになると思います。
なんという俺得SS。

書きました\(^o^)/

特に前置きも無く、続・プロレスごっこの続きですわよ。

~~~

「どう?もうムリ?」
「全然余裕ぅっ…!」

明らかに余裕な返事ではない。
しかし、逆に言えばなんとか吹き出さずに耐えている。
その姿は千絵を十分に満足させていたが、彼女も勝ちにこだわるタイプであった。

「もう時間無いし、しょうがないかな」

そう言うと、千絵は足指の動きを止めた。
それだけにとどまらず、両足を加奈の脇腹から離してしまう。

「えっ?」

諦めた?
そんな甘い期待は一瞬で打ち砕かれることになる。
千絵は足の親指と人差し指の間を広げ、器用に加奈の短パンの裾を摘んだ。
そして、加奈にしか聞こえないような小さな声で呟く。

「加奈ちゃんのパンツはどんなのかなー」
「ばっ!?」

反射的に千絵の両足首を掴み、短パンに視線を降ろす加奈。
大丈夫、下げられていない。
リラックマのバックプリントは誰にも見られていない。
ほっと一息ついて正面に視線を戻すと、千絵は満面の笑みを浮かべていた。

「お・ば・か・さん☆」

しまった――!
後悔しても遅すぎる。
自由になった千絵の手は、既にがら空きの脇腹に触れていた。
制止の声をあげる間も無く、10本の指が動き始める。

「あはははっ!!ひゃめ、うひゃははは!!」

体育館にあられもない笑い声が響き渡る。
今までと違って笑わせる気満々なのだから、くすぐったさは先程の比ではない。
加奈は再びマットの上に転げ落ちるが、今度は素直に逃がしてもらえなかった。
這って逃げようとする加奈の背中に跨り、千絵は周りにピースしてみせる。

「ちょっと危なかったかなぁ。でも、これで形勢逆転」

余裕の態度をみせつける千絵に、観客も歓声を送る。

「凄くない?加奈ちゃんに2回も乗っかられたのに負けてないよ!」
「今度からはくすぐり有り無しとかちゃんと決めた方がいいかもね」

そんな声も聞こえてくる。
体の小さな千絵でも長身・運動神経抜群の加奈を制すことのできる技。
戦いを見つめる少女達にとって、それは大げさに言えば魔法のようなものだった。
千絵は心地よい賞賛の視線と声を浴びつつ、加奈の脇腹を撫でる。

「ひっ!」

脇腹を守ろうにも、千絵の膝が邪魔で腋を完全に閉じることはできない。
それでも抵抗するにこしたことはないのだが、加奈は完全に場の雰囲気に飲まれていた。
「くすぐりをどうにかしないと勝てない」という自らの思い込みによって、もはや戦意を喪失している。
今まで積み上げてきた威信とプライドさえなければ、今すぐにでもギブアップしていたかもしれない。

~~~

威勢のいい子が追い詰められて弱気になっちゃうのっていいですよね。
この千絵みたいに「とぼけた感じで何気にドS」なんていうのも好みだったり。
続きもなるべく早くアップしたいですが、まぁ気長に待ってて下さい。
プロフィール

きびなご 

Author:きびなご 
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