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ぬるぬるでいちゃいちゃ その5(完)

今までのはこちら


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「くすぐったい?」
「当たり前でしょぉっ…!」

でも笑うのは我慢できる。
だって、これは笑わせるためのくすぐりじゃなくて、感じさせるためのくすぐりだから。
美空ちゃんが本気で笑わせるつもりだったら、今頃私は涙を流して笑い転げてるはず。
少なくとも、こうして腋を晒したままにできるわけがない。

「ここ触って腋を閉じさせないって私にしかできないよね。愛の成せる技ってやつ?」
「ぁ……ふぁ…っ」
「今日は徹底的にやるから。覚悟しておいた方がいいよ」

抑えがたいのは笑い声だけじゃなくて、喘ぎ声もだ。
ローションのヌルヌル感が、指先で腋を優しくほじくり返される快感を増幅させている。
たまに耳に入る「にちゃっ」とか「じゅぷっ」とかいう音にも否応なしに気分を高められてしまう。

「葵はね、今からイくんだよ。私の指で」

温かい吐息と囁き声が私の脳をとろけさせる。
美空ちゃんは、どうしてこうも私の中のMっ気を引き出すのが上手いんだろう。
緩やかだった指の動きはだんだんと速くなってきて、それに比例して気持ちよさも増してくる。

「腋をくすぐられるだけでイっちゃうんだよ?そんな変態さん、私じゃないと付き合いきれないよねー」
「っ……わざわざ言わなくたって…」

そういえば、くすぐりだけでイったのって今までなかったっけ?
くすぐりでフィニッシュを迎えたことはそれなりにあるけど、どれもくすぐり単体ではなかったような。
どの時も「足の付け根をアレコレされつつ……」とか「乳首を口でムニャムニャされつつ」とか、他の責めとのセットだった気がする。
そう考えると、もしかして今って新たな扉が開きかかってる?

「また開発が進んじゃうね、葵?」
「ぁふ……ん、ふふふっ…」

だらしなく口元を緩ませて身悶える私。
でも、腕を下ろすことだけはしない。
だって美空ちゃんに下ろすなって言われてるんだから。

「いい子いい子。そうだよ、下ろしちゃ駄目だよ……命令は絶対なんだからね」

そう、お仕置きなんだから、ちゃんと言うことを聞かないと駄目。
こんな完全にドMみたいなことを自ら望んでるわけじゃなくて、これはあくまでも罰なんだから。
だから、素直に従っても全然おかしくない。

「こちょこちょこちょ…」
「っく、あははっ!?や、ちょっ…ホントにくすぐったいってば…!」

美空ちゃんが加減をミスっているのか、急にくすぐったさが増してきた。
気持ちよさで全身脱力していたのに、そこに押し寄せてきたくすぐったさにビクンビクンと大げさに体が跳ねてしまう。

「1回イったら腕下ろしていいよ」
「そん、なの……っぷぷ…」

これに耐え続けるのは無理。
いくら命令だって言われても、1分もすれば腋を守らざるをえないくすぐったさだ。
ということは、それまでに……

「ほーら、いいの?早くしないと約束破ることになるよ?」
「あひゃっ、ひゃっ、ひゃだっ…!」
「だよね、嫌だよね?じゃあ……早くくすぐりでイかなきゃ」

そうだ。
耐え切れなくなる前にイかないと。
私は目を閉じて、くすぐったさの中の気持ちよさに意識を集中する。
腋から神経を通って脳へと突き抜けていく刺激。
くすぐったい。
けど、同じぐらい気持ちいい。

「うくっ、くふふふっ……あふぅ…」

背筋が反り、腰のあたりに勝手に力が入る。
お腹の奥底から何かがこみ上げてくる。
……でも、これでイったら、私はくすぐりでイっちゃう変態だ。
その危機感が、絶頂をギリギリのところで食い止めている。
そうだよ、流石にこんなのおかしいに決まって――

「愛してるよ」

ずるい。ずるすぎる。
そんな甘い声でそんなことを言われたら、気が緩んじゃうに決まってるじゃん。
理性だの常識だのといったものは、あっさり消し去られてしまった。

「ぁ……はっ…ぅん……っっ!!」

私は半笑いの情けない顔で、この上ないぐらいに思いっきりイった。
自分でも驚くぐらいにブルブルと体が震えて、股間からは恥ずかしい液体がとめどなく溢れる。
震えが収まると、私の体は勝手に崩れ落ちた。

「お疲れさま。ちょっと意地悪しすぎたかな?」
「ちょっと、じゃないよ……ばか」

足腰立たないとは正にこのことだ。
美空ちゃんにもたれかかっていなかったら無様に浴槽に倒れているに違いない。

「でも嬉しいなぁ、私との約束を守るためにあんな必死になってくれるなんてねー」
「そっ……それは流れでっ!」
「流れで?流れで、くすぐりだけでイっちゃうの?うわー驚いたなー」
「っ~~~~!!」

今日はどうやっても負ける日のようだ。

「そんな変態になっちゃったら私としか付き合えないね」
「…それはそっちだってそうじゃ、ぅんっ!?」

不意打ちで脇腹をつつかれる。

「私は最初っから1回も浮気なんてしてないし。っていうか、終わりだと思ってない?」
「は?」
「まだまだお仕置きは終わってないんだよね、これが。徹底的にやるって言ったでしょ」
「……はぁ!?」

性質の悪い冗談だと思いたかった。
でも、ローションを両手にぶっかけている美空ちゃんからは純度100%の本気さしか伝わってこない。

「さて。くすぐりでイけるようになったことだし…」
「ま、待って……流石に体力的にもね、せめてほら、休憩挟んでからに…!」

這って逃げようにも手足に力が入らないし、そもそも狭い浴槽には逃げ場なんてないし。
美空ちゃんは私の背中にのしかかり、妖しく光る両手で脇腹を鷲掴みにする。

「決めた。今度は脇腹でイってみようか」
「いやっ…あっ、やめ、やめへへへっ!ひゃ、きゃははははっ!!」

涙で滲む視界の端に、ローションのボトルが映る。
見たところ、その中身はまだ半分以上は残っているようだった。



                                     ぬるぬるでいちゃいちゃ おしまい。
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ぬるぬるでいちゃいちゃ その4

今までのはこちら


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「こーちょこちょこちょ」
「っ!」

背中で指が踊る。
指先や爪が皮膚をかすめるとゾクゾクと背筋が震える。
床が滑るせいで、これだけのくすぐりで早くもバランスを崩しそうになった。

「あれ、こんなのでもう我慢できない?」
「滑るんだってば」
「言い訳しちゃうー?」
「ひんっ!?」

声なき声を上げつつ仰け反る私。
あろうことか、美空ちゃんは私のお尻の割れ目に指を差し込んできたのだ。

「ばっ、こら、やめっ!」
「そうそう、そういう反応を求めてるわけ」

水着着てるからって許されるもんじゃないでしょ、これ。
美空ちゃんは左手では私の背中を指先でなぞりつつ、右手でお尻にちょっかいを出してくる。

「あ、こら。お尻ガードするのやめなさい」
「無理!ここは無し!無しで!」
「水着着てるんだからいいじゃん!大丈夫、穴に突っ込みはしないから!」

穴て。
あなた、仮にも女子高生でしょうが。

「逆らわないって言ったでしょ?」
「やだ」
「私のこと信じられないの?」
「……そういうのずるい」

我ながらちょろいと言わざるを得ないのだが、こういう言い方をされると弱い。
私はビクビクしつつも元の姿勢に戻る。

「そうそう、素直が一番。そうしてれば気持ちよくしてあげるんだから」
「ひゃっ……」

美空ちゃんの指が、スッとお尻の割れ目をなぞった。
反射的にお尻に力が入る。
これは覚悟をしたからってどうにかなるもんじゃない。絶対。
考えようによっては一番触れられたくないところを指がかすめる度に腰が浮いてしまう。

「いい子いい子」
「今度は私がローション使って攻めるからね?」
「いいよ。むしろ大歓迎」

牽制のつもりの言葉もあっさりと躱される。
実際、美空ちゃんは受けも嫌いじゃないのだ。
攻めるのがそれ以上に好きなだけで。
そうこう話している間にも背中とお尻はくすぐられている。
爪を立ててカリカリとひっかくようにされると、我慢しようにも体が動いちゃう。

「っふ……んん…」
「くねくねしちゃって。誘ってる?」
「そっちが、させてるんじゃん…っ」

笑うほどではない、愛撫寄りの刺激。
特に緩急がついてるわけでもないけど、早くも手足から力が抜けかかってきた。
がくがくと両腕が震える。

「いつまで、さぁ……背中とお尻なの?」
「んー、いつまでだろうね?」

明らかに私を焦らして楽しんでいる。
けど、それが分かってるからといってくすぐりが効かなくなるわけじゃない。
だんだんと腕に力が入らなくなって、気づけば肘が床についてしまっていた。
美空ちゃんはそれを咎めてはこない。

「いい眺めだわぁ……」

そう言われて意識してみると、上半身は床に突っ伏してお尻を高く上げているこの格好は相当扇情的かもしれない。
この程度で指が疲れる美空ちゃんじゃないはずだけど、背中とお尻へのくすぐりが一旦止まった。
振り向くと、美空ちゃんがその手にローションを補充している。

「彼女を焦らすのってなんでこんなに楽しいんだろうね」
「焦らされる方は結構しんどいんですけどねぇ?」
「え、ごめん全然聞こえない」

ローションでぬめった手は、今度は両腋へ。

「ほれ起きて」
「きゃひっ!」

四つん這いになれだの起きろだの勝手な子だ。
でも素直に従っちゃう自分が情けない。

「頭の後ろで手を組んで」

耳元で囁かれる。
美空ちゃんのこういう時の声は凄く甘い。
さんざん焦らされた今の私に、それに逆らえる精神力が残ってるはずもない。

「体、いい感じに出来上がってるみたいじゃん。流石は私」
「はいはい……やるなら早くすればいいじゃん」
「『待ちきれません、早くして下さい』でしょ?」」

膝立ちで両腋を晒す私。
すっかり火照った体の中で、そこだけちょっと涼しく感じた。
美空ちゃんの指先が、肌に触れないギリギリのところで蠢いている。

「あ」

どの指か分からないが、左の腋に指先が触れた。
続いて右腋にも。

「あっ」

1本、また1本と指が追加されていって、しまいには手のひらまで使って腋にローションが塗りたくられていく。
こうして腕を上げないと人目に触れないような奥の奥まで指が滑りこむ。

「ぅん、くっ、んんんっ…」
「葵の腋、すっごいえろい」

腋から脇腹へと伝っていくローションがむず痒い。

「葵は腋が一番くすぐったいんだもんね」
「ふぐっ…うぅううっ!」

いいように反応させられるのは恥ずかしいしちょっと悔しいのだが、美空ちゃんは私の体を知り尽くしている。

「や、そこ駄目、そこ駄目だってばぁ……」
「駄目なとこだから攻めるんだって」

そう。
腋の窪みの底は私の急所の1つ。
くすぐった過ぎるから、普段だったら触れられるだけでも反射的に腋を閉じちゃう。
えっちの時だってよっぽど体が受け入れ態勢になってないと同じ。
で、今は正に受け入れ態勢が整ってしまっているわけで……そこを触られながらも腕を下げずにいられた。

ぬるぬるでいちゃいちゃ その3

今までのはこちら


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「はい、ローション追加~」

いちいち手に取るのが面倒になったなのか、美空ちゃんはボトルから私の肩に直接ローションを垂らす。
というか、かける。
ちょっと多すぎるような……結構な量が体を伝って浴槽の底まで落ちちゃってる。

「いっぺんに出し過ぎるともったいなくない?」
「そう思っちゃうー?」

なんか嫌な予感がする。
美空ちゃんがこうもノリノリな時ってろくなことが無い。
もちろん、性的な意味で。

「じゃあ、こうすればこぼれにくいよね」
「えっ」

美空ちゃんは私の水着の胸元を掴んでぐいっと引っ張る。
そして、大きく開いた胸元にローションをとぽとぽと流し込んだ。

「うっわ、なにっ!?」
「今日はこれが一番やりたくってさぁ」

両胸を下から持ち上げるように揉み上げられて、水着と地肌の間でローションが暴れまわる。

「……この無駄使いが何だって?」
「ちゃんと湿らせた上でたっぷり使わないと水着に吸われちゃうじゃん?
 ケチらないのがポイントって書いてあったのよ」

どこの誰だか知らないけど、ネットの片隅に随分と余計なアドバイスを残してくれたものだ。
っていうかあれだ、今思い出した。
いつだったか肝試しで蒟蒻を首筋に当てられたんだけど、あの感触が近いかもしれない。
思わず身を縮めてしまうようなゾクゾク感が前からも後ろからも攻めてきて、どうしていいんだか分からなくなってくる。

「ぶっちゃけ癖になりかけてるでしょ。素直に認めたら?」
「いや勝手に決めないで欲しいんデスケド」

美空ちゃんにお腹をまさぐられると、そこに溜まったローションが流れる。
にゅるっと水着の外に押し出されたローションはそのまま浴槽に溜まっていく。
で、美空ちゃんはそのローションをすくいあげては私の太ももやお尻に刷りこんだりと再利用もばっちり。
何この永久機関。

「隠しても駄目だよ、葵のことならなんだって分かるんだから」

水着の腋のところから手をねじ込んで、正に我が物顔で私の体を撫で回す美空ちゃん。

「さっきも言ったけど、背中焦らされるとすぐ我慢できなくなっちゃうのとかー。
 攻めぶってるけど実は強引にヤられちゃうのが好きなこととかー。
 何気にくすぐられるのが気に入り過ぎちゃってるとかー」
「べ、別に気に入り過ぎってほどじゃ――」
「あとは、私のことを大好きなこととかね」
「ぐっ…」

なんでそこで照れさせる。
口ではちょっといい台詞を吐きつつも、美空ちゃんの手は露骨に大胆になってきた。
すっかり自己主張しちゃってる乳首だとか、足のつけ根の相当きわどいところとか、そんな所にまで指先が侵攻してきている。
もう私の首から下でローションにまみれていないところなんて無い。

「あー、ローション買ってよかった…ほんと良かった……」
「何をしみじみと」
「自分の体見てみ?こんなえろい彼女を持って私は幸せ者だね」

そう言われて素直に自分の体を見下ろすと、なるほど、確かに分からないでもない。
クラスでまぁ上位5位には入るであろうナイスバディにスク水、そしてローション。
ちょっと自分でも驚くぐらいにいやらしい。

「そのえろさに敬意を表して、そろそろ期待に応えてあげようかなぁ?」
「は?」
「とぼけちゃって。これだよ、これ」
「ぃひゃうぅっ!?」

背中を指先でこちょこちょとくすぐられて、何度目か分からない変な声が出た。
背中へのくすぐりって基本的にはジワジワ系の刺激なんだけど、どうやらローションのせいでくすぐったさが増してるみたい。
え、もしかしなくてもピンチじゃないの、これって。

「よし、四つん這いになって。膝ついていいから」
「えっ」
「知らない?四つん這い」
「知ってるけども」
「じゃあ早く」

振り向くと、美空ちゃんの目が「お前今日は拒否権無いよ?」と言っていた。
凄いね、アイコンタクトってこんな具体的にメッセージを伝えられるんだね。
できれば別のシチュエーションで知りたかった事実だ。

「わーかりましたよ……っとと」

浴槽がかなり滑る。
あんまり濡れてない浴槽のふちを掴んで、転ばないように慎重に体勢を変えた。
ってかうちの湯船そそこまで広くないから、四つん這いってほとんどのスペースを使っちゃうんだけど。

「ご苦労」

芸をこなしたペットを褒めるかのように、お尻を撫でられた。

「っ、犬か私は」
「似たようなもんじゃない?私がいいって言うまでその姿勢でいないといけないんだし」
「あ、そういう話なんだ……」

全部に突っ込もうとするのは諦めた方が良さそうだ。
まぁ何というか、要はこの体勢で美空ちゃんの責めを甘んじて受けなくてはいけないらしい。

ぬるぬるでいちゃいちゃ その2

その1はこちら

_________


「ネットで評判とか色々見て買ったから、多分いい感じなんじゃないかな」
「水着の意味は?」
「『彼女に水着着せて使ってみたらマジ最高!』みたいなレビューをいくつか見たから」

…たまに思うんだけど、この子の性欲はちょっと旺盛過ぎるんじゃなかろうか。
私も人のことは言えないけどさ。
美空ちゃんは私を空の浴槽へと退かして、軽くシャワーを浴びて汗を流す。

「さて」

美空ちゃんの瞳が輝いている。
どうやら機嫌は既に直してくれたみたい。

「葵、今日は私に逆らえないよねぇ?」
「う…うーん、まぁ、そうかな」

自分も浴槽に入ってくると、美空ちゃんは後ろから私を抱きかかえる。
私が美空ちゃんを背もたれにするような、定番の入り方だ。
今はお湯が入ってないけど。

「じゃ、抵抗しないでね」

何気に怖い台詞とともに、美空ちゃんの両手が私の体に触れてきた。
ローションはすぐには使わないようで、いやらしい手つきでお腹やら胸やらをまさぐってくる。
あ、やばい、ちょっとお腹に肉ついちゃってるのに。

「一段と美味しそうな体に育ってるねぇ…」
「いや食べ物じゃないんだから」
「食べ物だよ、私にとっては」

そう言って、私の右耳を甘噛み。
はむはむと耳たぶに軽く歯を食い込ませて、続けてふーっと耳の中に息を吹き込ませてくる。
生暖かい吐息が耳の奥まで入りこんでくる感覚に背筋がゾクゾクしてしまう。

「この耳も私の物だしー」

今度はぎゅむっと強めに胸を揉まれる。

「このでっかい胸も私だけの物なんだからね。私が育てたようなものだし」
「育てたって…」
「事実でしょ?」

独占欲の強い彼女を持って幸せなんだかどうなんだか。
まぁ美空ちゃんと付き合い始めてから一段と大きくなったのは確かだけど、それは成長期ってやつじゃないかな。
私の胸から手を離すと、美空ちゃんはいよいよといった風にローションのボトルを手に取った。
手早くキャップを外して、そのまま三角コーナーのゴミ箱に投げ捨ててしまう。

「えっ?蓋捨てちゃうの?」
「ん、今日で使い切るから」
「えぇー…」

知らないけど、いっぺんにそんなに使う物だっけ?
この子どんだけ責める気なんだか。
美空ちゃんはそんな私の困惑を他所に、ローションを左の手のひらにたっぷりととる。

「あ、思ったよりドロっとしてる」
「そうなの?」

状況は結構ピンチな気がするんだけど、こういうのに興味が無いって言ったら嘘になる。
美空ちゃんの手のひらに溜まったローションは、確かに結構な粘り気を持っているように見えた。

「じゃ、とりあえずこの辺から」
「ひゃわっ!?」

不意打ち気味に、ローションまみれの手がお腹に触れた。
冷たさに変な声が出る。

「どう?」
「んー……あ、凄い、ぬるぬるだ」

流石というべきなのか。
ボディソープの延長ぐらいに考えてたけど、これはかなり違う。
ヌルヌル感のレベルが違うし、ちょっとの量でも伸びがいいみたい。
水着に弾かれるようなことはなくって、ローションを吸ってじっとりと湿った生地が肌に張りつく。

「じゃあこっちも」
「はぅんっ!」

またもや不意打ち。
同じくローションに濡れた右手が、剥き出しになった背中をぬるんと撫でてきた。

「お、いい感じ?葵、何気に背中弱いからねぇ」

振り返らなくても分かる。絶対にニヤニヤしてる。
敢えて返事をしないでやっても、体が震えるのは誤魔化しきれない。

「ほーら、こうされるの好きでしょ?」
「好きとかそういうんじゃなくて、くすぐったいんだってばっ…!」

指の本数を変えて、つつーっと背筋をなぞってくる美空ちゃん。
ローションのせいで凄く滑りが良くって、言うならば指の一本一本を舌みたいに感じる。
何これ新しい…!

「気に入ったみたいだね。安物っちゃ安物だけど、無駄にならなくてよかった」
「別に気に入ったとかまだ分かんないんだけど」
「そーお?」
「うぁうっ!?」

お腹が鷲掴みにされた。
ぐにっと思いっきり掴まれたんだけど、その手はローションで滑ってお腹から外れる。
その時のにゅるんという感覚が未体験な感じで、またもや変な声が出た。

「素直になった方がいいんじゃないのかなー。ローション気に入っちゃいましたって」
「ほんっと、変態…!」
「え、何か言った?」
「うぅうんっ!!」

背中とお腹を挟み込んだ両手が、ぬるんぬるんと踊る。
背中もゾクゾクしてやばいんだけど、スク水越しにお腹の肉をぷるぷると震わされるのが更に耐え難い。
思わず前かがみになって美空ちゃんの両手を押さえようとするんだけど、滑って全然上手くいかない。

ぬるぬるでいちゃいちゃ その1

「すいませんでした!」

開幕土下座。
私は今、絨毯の床に頭をこすりつけている。

「いや、そこまでしろとは言ってないんだけど」

軽く引いた声が降ってきたので、私はおずおずと顔を上げて美空ちゃんの顔色を伺う。
そんなに怒ってはいないようだが、物凄く拗ねているように見える。

「そんなことより、さっきのが何だったのか説明しなさい」
「うん……」

そんなに大したことがあったわけじゃあない。
ただ放課後、私が友達何人かに胸を揉まれている現場に美空ちゃんが入ってきただけ。

「説明しろって言われてもそんな複雑じゃないんだけど」
「うん」
「まぁ、私のおっぱいは大きいわけですよ」
「うん」
「そんでたまたま『ちょっと触っていい?』みたいな流れになりまして」
「…うん」

あ、やばい。
美空ちゃんの表情が険しくなった。
でも今さら誤魔化すわけにもいかないから、私は説明を続ける。

「私もいつも揉んでる側だからあまり強く断れなかったわけで」
「……」
「彩ちゃん達に揉まれまくってる最中に美空ちゃんが迎えに来たと」

現場を目撃した美空ちゃんは私を置いてダッシュで帰っちゃって、私もそれを追って全力疾走。
校門を出て100メートルぐらいのとこで何とか追いついて、何とかなだめすかして我が家まで案内しましたと。
9月とはいえまだまだ暑いわけで、私達は現在汗だく状態。
説教はいいんだけどクーラーはつけてもいいかなぁ……って、美空ちゃんがバラモスぐらいなら殴り殺せそうな顔をしてらっしゃる。

「よーく分かった」
「うん」
「要はあんたがいっつも女の子にベタベタしてるのがいけないんでしょ!」
「すいませんでしたァー!」

再び土下座。

「前も注意したのに、私とクラス違うのをいいことにまだやってたんだ」

今度は許しが出ないので頭を下げ続けていると、美空ちゃんは椅子から立ち上がって私の背後へと回ってきた。
そして、何をするつもりかと訊く間もなく強く抱きついてくる。

「葵さぁ、最近ちょ~っと浮気癖がついてきてるんじゃないの?」
「いや、そんなことは…」

私の背中に覆いかぶさったまま、美空ちゃんが胸を揉んでくる。
クラスのみんなとは意味合いが違う揉み方。
もちろん嫌じゃないんだけど、いくらなんでもこの暑さは問題だ。
服が肌にべったりとくっついてくる。

「美空ちゃん……あの、お風呂入ってから…」
「分かってる」

美空ちゃんはただ胸を揉むだけじゃなくて、指先で乳首の辺りを擦っている。
制服と下着で遮られているっていうのに、何のヒントも無く正確にそこを探り当てていた。

「その体が誰のものなのか、きっちり教えこまないといけないみたいね」
「って言うと…?」
「ちょっと準備するから、先にお風呂入ってて。よーく洗っておくこと」

質問には答えずに私から体を離す美空ちゃん。
よく分からないけど、私がお風呂で何かされる流れ?
それで機嫌が直るなら全然問題無いんだけど。
何やら探し物を始めた美空ちゃんを横目に、私は期待半分不安半分な気持ちでお風呂場へと向かった。

「本当に洗っちゃっていいもんかね」

お風呂の定番プレイと言えば洗いっこだろうに、よく洗っておけっていうのはどういうことなんだろう。
まぁ、ここは素直に指示に従っておこう。
シャワーのコックを捻ってお湯を浴びると、べったりとした汗が流れていく。
タオルは葵ちゃん専用のも置いてあって、シャンプーやその他諸々は共用。
こういうのっていかにも付き合ってるっぽくていいよね。
先に頭を洗って、体も洗い終わろうというところでドアが開く。

「洗い終わった?」
「もう終わるー……って、何それ?」

全裸でお風呂場に入ってきた美空ちゃんの右手には私のスクール水着とヘアゴム。
水着は数日前に洗濯して干しっぱなしにしてたものだ。そっちはいい。
ヘアゴムも別にいい。
問題は、美空ちゃんの左手に握られた得体の知れないボトルだ。

「まず着る」
「はぁ」

つべこべ言っても仕方ないので、素直に着る。
あ、肌を濡らしてから着るのって凄い違和感あるね。

「で、髪は縛る」
「ほい」

渡されたヘアゴムで、言われた通りに髪をポニテ気味にまとめる。

「で?」

視線で再び問いかける。
美空ちゃんが両手でもてあそんでいるボトルには、何やら透明の液体が入っていた。
ちょっとどろっとしてるように見えるし、少なくとも水じゃないっぽい。

「ローション」
「……マジすか」

ローション。
言わずと知れたえろいアイテムだ。
ボディソープを使ったスキンシップはよくしてるけど、ローションは使ったことがない。
っていうかいつ買ったんだか。
プロフィール

きびなご 

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