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ぬるぬるでいちゃいちゃ その5(完)

今までのはこちら


_________



「くすぐったい?」
「当たり前でしょぉっ…!」

でも笑うのは我慢できる。
だって、これは笑わせるためのくすぐりじゃなくて、感じさせるためのくすぐりだから。
美空ちゃんが本気で笑わせるつもりだったら、今頃私は涙を流して笑い転げてるはず。
少なくとも、こうして腋を晒したままにできるわけがない。

「ここ触って腋を閉じさせないって私にしかできないよね。愛の成せる技ってやつ?」
「ぁ……ふぁ…っ」
「今日は徹底的にやるから。覚悟しておいた方がいいよ」

抑えがたいのは笑い声だけじゃなくて、喘ぎ声もだ。
ローションのヌルヌル感が、指先で腋を優しくほじくり返される快感を増幅させている。
たまに耳に入る「にちゃっ」とか「じゅぷっ」とかいう音にも否応なしに気分を高められてしまう。

「葵はね、今からイくんだよ。私の指で」

温かい吐息と囁き声が私の脳をとろけさせる。
美空ちゃんは、どうしてこうも私の中のMっ気を引き出すのが上手いんだろう。
緩やかだった指の動きはだんだんと速くなってきて、それに比例して気持ちよさも増してくる。

「腋をくすぐられるだけでイっちゃうんだよ?そんな変態さん、私じゃないと付き合いきれないよねー」
「っ……わざわざ言わなくたって…」

そういえば、くすぐりだけでイったのって今までなかったっけ?
くすぐりでフィニッシュを迎えたことはそれなりにあるけど、どれもくすぐり単体ではなかったような。
どの時も「足の付け根をアレコレされつつ……」とか「乳首を口でムニャムニャされつつ」とか、他の責めとのセットだった気がする。
そう考えると、もしかして今って新たな扉が開きかかってる?

「また開発が進んじゃうね、葵?」
「ぁふ……ん、ふふふっ…」

だらしなく口元を緩ませて身悶える私。
でも、腕を下ろすことだけはしない。
だって美空ちゃんに下ろすなって言われてるんだから。

「いい子いい子。そうだよ、下ろしちゃ駄目だよ……命令は絶対なんだからね」

そう、お仕置きなんだから、ちゃんと言うことを聞かないと駄目。
こんな完全にドMみたいなことを自ら望んでるわけじゃなくて、これはあくまでも罰なんだから。
だから、素直に従っても全然おかしくない。

「こちょこちょこちょ…」
「っく、あははっ!?や、ちょっ…ホントにくすぐったいってば…!」

美空ちゃんが加減をミスっているのか、急にくすぐったさが増してきた。
気持ちよさで全身脱力していたのに、そこに押し寄せてきたくすぐったさにビクンビクンと大げさに体が跳ねてしまう。

「1回イったら腕下ろしていいよ」
「そん、なの……っぷぷ…」

これに耐え続けるのは無理。
いくら命令だって言われても、1分もすれば腋を守らざるをえないくすぐったさだ。
ということは、それまでに……

「ほーら、いいの?早くしないと約束破ることになるよ?」
「あひゃっ、ひゃっ、ひゃだっ…!」
「だよね、嫌だよね?じゃあ……早くくすぐりでイかなきゃ」

そうだ。
耐え切れなくなる前にイかないと。
私は目を閉じて、くすぐったさの中の気持ちよさに意識を集中する。
腋から神経を通って脳へと突き抜けていく刺激。
くすぐったい。
けど、同じぐらい気持ちいい。

「うくっ、くふふふっ……あふぅ…」

背筋が反り、腰のあたりに勝手に力が入る。
お腹の奥底から何かがこみ上げてくる。
……でも、これでイったら、私はくすぐりでイっちゃう変態だ。
その危機感が、絶頂をギリギリのところで食い止めている。
そうだよ、流石にこんなのおかしいに決まって――

「愛してるよ」

ずるい。ずるすぎる。
そんな甘い声でそんなことを言われたら、気が緩んじゃうに決まってるじゃん。
理性だの常識だのといったものは、あっさり消し去られてしまった。

「ぁ……はっ…ぅん……っっ!!」

私は半笑いの情けない顔で、この上ないぐらいに思いっきりイった。
自分でも驚くぐらいにブルブルと体が震えて、股間からは恥ずかしい液体がとめどなく溢れる。
震えが収まると、私の体は勝手に崩れ落ちた。

「お疲れさま。ちょっと意地悪しすぎたかな?」
「ちょっと、じゃないよ……ばか」

足腰立たないとは正にこのことだ。
美空ちゃんにもたれかかっていなかったら無様に浴槽に倒れているに違いない。

「でも嬉しいなぁ、私との約束を守るためにあんな必死になってくれるなんてねー」
「そっ……それは流れでっ!」
「流れで?流れで、くすぐりだけでイっちゃうの?うわー驚いたなー」
「っ~~~~!!」

今日はどうやっても負ける日のようだ。

「そんな変態になっちゃったら私としか付き合えないね」
「…それはそっちだってそうじゃ、ぅんっ!?」

不意打ちで脇腹をつつかれる。

「私は最初っから1回も浮気なんてしてないし。っていうか、終わりだと思ってない?」
「は?」
「まだまだお仕置きは終わってないんだよね、これが。徹底的にやるって言ったでしょ」
「……はぁ!?」

性質の悪い冗談だと思いたかった。
でも、ローションを両手にぶっかけている美空ちゃんからは純度100%の本気さしか伝わってこない。

「さて。くすぐりでイけるようになったことだし…」
「ま、待って……流石に体力的にもね、せめてほら、休憩挟んでからに…!」

這って逃げようにも手足に力が入らないし、そもそも狭い浴槽には逃げ場なんてないし。
美空ちゃんは私の背中にのしかかり、妖しく光る両手で脇腹を鷲掴みにする。

「決めた。今度は脇腹でイってみようか」
「いやっ…あっ、やめ、やめへへへっ!ひゃ、きゃははははっ!!」

涙で滲む視界の端に、ローションのボトルが映る。
見たところ、その中身はまだ半分以上は残っているようだった。



                                     ぬるぬるでいちゃいちゃ おしまい。
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まとめtyaiました【ぬるぬるでいちゃいちゃ その5(完)】

今までのはこちら。_________「くすぐったい?」「当たり前でしょぉっ…!」でも笑うのは我慢できる。だって、これは笑わせるためのくすぐりじゃなくて、感じさせるためのくすぐりだから。美空ちゃんが本気で笑わせるつもりだったら、今頃私は涙を流して笑い転げ...

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No title

くっ・・・。
相変わらずの百合っぷりで・・・。
くやしい・・・。でも。ビクンビクン!
さらにくすぐりでイかせるとは!
ごちそうさまでした。
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